SS98の開催報告
「1998年サマースクール・アンケート結果」
◯参加者数
122人(講師8人、一般会員55人、一般非会員40人、学生19人)
◯回収したアンケートの数
103
◯液晶研究に従事している期間。
1年未満 23
~2年未満 20
~4年未満 19
~6年未満 24
~8年未満 8
~10年未満 3
10年以上 6
◯今後、サマースクールで取り上げて欲しい内容。
-基礎に関連する事柄-
液晶の光学の基礎
(偏光、複屈折性、旋光、選択反射、Jones行列、4×4行列の計算、等)、
液晶の弾性論の基礎、
液晶の連続体理論、
液晶物理、物性、
化学材料の基礎、
液晶研究に必要な物理数学講座、
液晶の相転移現象、
Sm相に関するシミュレーションの研究と課題、
分子シミュレーション、
液晶のレオロジー、
液晶分子の構造解析法について(X線解析など)、
高分子液晶、
液晶の合成、
液晶の物性値の測定法や評価法
(屈折率、誘電率、粘弾性定数、IR、X-ray、偏光顕微鏡、光散乱等)、
など。
-液晶ディスプレイ関係-
パネルディスプレイの周辺技術
(TFT、Poly-Si、ITO、封止剤、カラーフィルター、リサイクル問題)、
製造プロセス関係、
表示や色彩の評価、
駆動方式、
反射型液晶ディスプレイ、
新規モードのディスプレイ、
他のフラットパネルディスプレイの開発状況とLCDとの比較、
PDLC、
AFLC等の各種ディスプレイ、
液晶パネルの今後の動向、
など。
-光学素子等のディスプレイ以外の液晶の応用分野-
配向関係、
液晶の配向研究の状況、
今後の展開
(光配向処理方法、ラビング、ラビングレス等)、
配向規制力評価法、
ラビング布評価法、
垂直配向、
配向膜表面における液晶分子の分子論的、
マクロ的配向機構、
液晶配向膜物性の測定と評価、
配向膜と液晶の界面における相互作用、
など。
◯SSの感想と今後への課題(参加者の声より)
-感想-
「大変楽しい学校でした。また、技術的にも新しい議論が出来た。」
「楽しい企画ありがとうございました。」
「液晶の基礎から応用まで、また、歴史的流れをよく理解できて良かった。」
「来年のサマースクールにも期待しています。」
「人数が多くてびっくりしました。」
「講師の人とも話ができるので貴重な体験が出来た。」
「海外でやりましょう。北海道、沖縄もいい。」
「多くの分野の方と情報交換する場としても良い機会であると思う。」
「企業の方々や大学の方々と、液晶の分野でお話しできる機会があまりないので、
とても有意義でした。学会等とはまた違った雰囲気で、よい経験になった。」
「露天風呂に入ることが出来て嬉しかった。」
-要望、批判、提案-
「パネルディスカッション形式、小さなグループのディスカッションを取り上げてほしい。」
「ポスターセッションをもっと増やして欲しい。」
「テキストを事前に配布して欲しい。」
「部屋割りは喫煙の有無も考慮して下さい。」
「産・官・学が自由にdiscussionできる機会に生産側の企業としての
Needs、又、研究者側の提案などが討論できればいい。」
「1時間20分中に息抜きが必要、少し長い。」
「最後の講演の後もフリーディスカッションみたいな時間があっても良かったのではないか。」
「レクチャーのレベルがバラバラである。」
「各講義とも初心者がいることを含めてO.H.P.をもう少し長くゆっくり表示し、
ゆっくり説明された方が良かった。」
「メーリングリストの返事が全員に返っていくのは勘弁して欲しい。」
「遠すぎる。」
「今回の先生方のO.H.P.をホームページで見られるようにして頂けると非常に嬉しいです。」
「2日目の夜に講演を入れても良かったのでは。」
「ポスターセッションと立食パーティーを一緒にやってもよかったのではないか。」
「サマースクールに「基礎講座」と「応用講座」の様に勉強の目的によって
講座を選択できるようにして欲しい。」