SS2kの開催報告

サマースクール2000報告

サマースクール2000報告 (長岡技科大工) 赤羽正志(PDF)


幹事(木村)の独り言コーナー

SS2Kも大盛会にかつ無事故で終了致しました。会計も終わりまして、ホッとしております。
アンケートでは、皆さんから喜んで頂いた様子がとてもよく浮かんできました。本当に有難う御座いました。やってよかったな~と思いました。これも、今まで5回のSSの積み重ねと、実行委員のご協力と、参加者の皆様のご理解とご協力の賜物です。本当に有難う御座いました。
来年ですが、液晶若手研究会の頃から、中部以西(電気が60Hzの地域)で行ったことがありません。私は関東出身ですが、いろいろなものが東京集中というのは良くないと思っております。そこで「関西なんかで出来たらいいな~」と個人的には思っております。もちろん、関西地域に「SSを当地に持ってこよう」という空気がなければ実現できない話ですが・・・・。(押し付けているみたいに思われてはマイナスですから)。SSの開催には、計り知れないメリットがあります。ここをご覧の参加者にしか分からないかもしれませんが・・・・・。(というか、参加者の多くも参加以前には想像できなかったと思いますが。)
運営、特に運営主体(平たく言えば幹事)については、思うことがあります。しっかりとしたSS運営のcoreさえあれば、SS開催場所は沖縄でもハワイでも出来ると思います。器(ホテルや会議場等)さえ決めてしまえば、講演会場運営は器(ホテル)側の責任ですし、会場として相当努力してくれるはずです。今回のホテルアルペンブリックさんは本当に協力してくれました。(費用も勉強してくれました。)改めて感謝いたします。器が決まれば、運営coreは決して開催地にある必要性はないと思うのです。意外かもしれませんが、長岡市からホテルアルペンブリックまでは100km近く離れていたし、打ち合わせはホテルの営業さんが当地まで来ましたので、ここで全てやりました。
受付等の事務作業もオンライン登録等の自動化により、楽です(本人がまず楽しんでやってますから。来年またやれと言われてもきっと拒みません)。是非SSを当地でやってみたいというボランティア有志が現れることを期待しています。お手伝いできることを楽しみに致しております。
SS開催については、(1)現在までのような総花的な講演、と、(2)トピカルな講演にする、のと二つのニーズがあるように思います。
もしも現在までのようなSSを今後も続けるならば、考えることがいくつかあるでしょう。一つは、「液晶(学会)への入門」という明確な位置付けをすることでしょう。液晶学会の事業であるSSによって液晶を学び、液晶学会の有用性を知って頂き、更にbenefitを享受するために液晶学会に入って頂く、そしてより高度な情報をフォーラムミーティングで享受していただく・・・・、という流れが在ってしかるべきだと思うのですが、如何でしょう。SSような会合は、営利団体ではまず不可能です。そこに液晶学会の存在意義もあると思うのです。もう一つは、運営形態です。アンケートでSSの改善点をお伺いしたところ、「強いて言えば・・・・」という書き出しで挙げられているものが多く、その改善点も、実行するにはコストの問題(ボランティアの限界)がある、というものばかりです。(何をやるにも参加費アップに繋がりますが、今年参加費を下げたのがいけなかったか・・・。)もう一つは、SSの狙いの一つですが、同じ液晶にかかわる者同士の横のつながり・交流の場の提供でしょう。事実、SSの実行委員は、SSで知り合って、気付いたらSSの運営にかかわっている、そういった人間関係・人脈です。SSのポスターセッションで見られたような積極性が若手研究者には特に大事なのではないでしょうか。(生意気なことを言ってスミマセン)。
今回のSSの講演は、フォーラムセミナーと言ってもいいくらいのレベルの高い講演だったと思います。また、参加者も約半数程度は液晶を学ぶ学生だったり液晶関連部署で働いている人のようでした。このため、ポスター講演も活発で、講義の質問のレベルも高かったように思います。アンケートでも「トピックを絞れ」という声が多くありました。そこで、レベルは中級としてトピック・分野ごとに学べるようにしたSSをやるのであれば、これは現状のSSというよりは、液晶学会内の各フォーラムが主催する形をとるべきだというのが私の独り言です。
欲を言えば、(1)と(2)の両方が存在すればhappyなのですが・・・・・。
最後に、今回のSSは、私個人のキャラクターをあえて前面に出してやらせて頂きました。楽しく開催させて頂きました。このために、場合によっては、いいかげんな、不真面目な印象を思われたところもあったと思います(実は”そのまま”ですが・・・・)。また、「勉強会」のような落ち着いたセミナーを期待された方には期待を裏切ったかもしれません。参加者の一部の方には、実務でいくつかのご迷惑もお掛け致しました。期待はずれだった方には衷心よりお詫び申し上げます。是非、液晶学会主催フォーラムセミナーに御期待くださいますようお願い申し上げます。